アンカーレス耐震固定とは
様々な理由でアンカーボルトを使えない場所で設備や装置などの固定を行うものです。耐震マット「ノンブレンタックゲル」は強力な粘着性を持っているため、アンカーを施工しなくても十分な耐震強度を確保することができます。また素材自体が粘着性を持っており長期間粘着性能が落ちることがありません。そして取り外した際にも対象物を汚したり、傷つけることがないため安心して使って頂けます。
有効な場所(床)について
ノンブレンタックゲルの強度は設置面積によって決まるため、比較的ツルツルとした面を得意としています。「ガラス」や「樹脂テーブル」、工場などに多い「塗床」、「Pタイル」などに有効です。またこれらの面においても「汚れ」、「油分」、「水分」があるときちんと固定することができないため、施工の際には速乾性のアルコールなどで洗浄をお願いしています。
不得意な場所
逆に凹凸の激しい場所や非粘着物は苦手です。塗装なしのコンクリートや壁に貼られたクロスなどはタックゲルを張っても隙間ができてしまうため強固に粘着することができなかったり、床材の一部がはがれて耐震マットのほうに付いてきてしまうことがあります。またPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)のような離型性が高いものや撥水コーティングされているようなものには使えない場合がありますのでご注意ください。
粘着試験
専用の機器をつかって現地の床を粘着力測定する。
床の粘着強度を測るために3つのサンプルを引っ張っています。様々な工場や事務所で測定を行ってきましたが、同じ材質の床でも表面の粗さによって粘着力は大きく変わってきます。特に風化していたり、重いものが乗っていてでこぼこしていたりと言うことが結構ありますので事前に調査することで耐震計算を正確なものにできます。
もしお客様の床が使えるか不安な場合は下の問い合わせフォームよりご連絡ください。
施工実績
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Pタイル
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コンクリート
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塗床
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樹脂テーブル
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塗装された金属プレート
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アクリル板、ガラス